はじめに
- 持ち込まない:玄関で止める
- 手で広げない:手洗い>アルコール(ノロ対策では特に手洗いが重要)
- 飛散させない:嘔吐物は“覆う→浸す→拭き取る”(スプレーNG)
玄関:入室ルールを“固定化”
- 置き場所:マスク・手指消毒・ティッシュ・ゴミ袋(小)・体温計を玄関ラックに常設。
- 入室の流れ:
- マスクは外す→袋に入れて口を縛る→玄関ゴミ箱へ
- 手洗いへ直行(スマホは触らない)
- コートは外側に触れないようフックへ(室内に持ち込まない)
- 来客対応:玄関でマスクと手指衛生を案内できるミニ立て札を。
玄関から洗面まで一直線の動線を確保(荷物置きや洗濯カゴを通路に置かない)。
洗面:30秒手洗い+“共有タオル撤廃”
- 手洗い:せっけん+流水30秒。指先→親指→手首まで。
- タオル:共有タオルは廃止し、
- キッチンペーパー or 個人名入りタオル(毎回交換)に変更。
- うがい:補助的。まず手洗いが最優先。
- 小物:ハンドソープ残量、替えのペーパー、使用済みを捨てるフタ付きゴミ箱を常備。
居室:飛沫×接触を“減らすレイアウト”
- 加湿・換気:**湿度40–60%**目安。1–2時間おきに短時間換気。
- テーブル:共有の菓子・大皿は個別盛りに変更。
- 咳エチケット:咳が出る人はマスク、会話は対面を避け斜め配置。
- 学用品:文具・リモコンは個別化し、共有が必要なら使用後に拭く(アルコール可)。
トイレ:患者ゾーンを“分ける”
- 便座・レバー・ドアノブ:1日数回の拭き取り(インフルはアルコール、ノロは塩素)。
- フタ閉めて流す:飛沫拡散を減らす基本。
- スリッパ・タオル:患者専用に分離。共有タオルは使わない。
- ポスター掲示:「手洗い30秒/フタを閉めて流す/使用後にノブ拭く」。
洗濯:混ぜない・振らない
- 分けて袋へ:患者の衣類・タオルはビニール袋で分離。振って埃を舞わせない。
- 洗濯:可能なら**温水(60℃以上)**で洗剤洗い。
- 白物は塩素系漂白剤を使用可(色柄は注意)。
- 乾燥:完全乾燥まで。終わったら洗濯機のフタやハンドルも拭き取り。
嘔吐物処理:“覆う→浸す→拭く→廃棄”(最重要)
飛散を防ぎ、スプレー噴霧はしない。
準備:使い捨て手袋/マスク/紙タオル or 使い捨て布/ゴミ袋(2枚)/塩素系消毒液/割りばしやヘラ
- 人を離す+換気。
- 嘔吐物の上に紙タオルで覆う(広がり防止)。
- 消毒液を“上から静かに注ぐ”(浸す。噴霧NG)。
- 外側から中心へまとめ、使い捨てで拭き取る。
- 10分ほど置いてから再度ふき取り→水拭き。
- ゴミは二重袋にして口を固く結ぶ。
- 手袋→マスクの順に外し、最後に手洗い30秒。
消毒液の作り方(家庭用)
家庭用塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム **5–6%**想定)
- 嘔吐物・便が付着した場所:0.1%(1000ppm)
例:漂白剤20 mL+水約1.2 L(6%製品の場合は約1:60) - 日常の拭き取り:0.02%(200ppm)
例:漂白剤20 mL+水約6 L(6%製品で約1:300)
注意:酸性洗剤と混ぜない/金属や衣類は変色に注意/作り置きせずその日中に使い切る。
ノロにはアルコールが効きにくいため、塩素系が基本(衣類は素材に注意)。熱湯(85℃以上1分)も有効。
受験・学校家庭のミニ加点
- 朝の検温→微熱・下痢は無理せず休む(受験生は前泊や早出も検討)
- 持ち歩き:個包装マスク+ポケットティッシュ+アルコール(手洗いできない場面の補助)
よくあるQ
Q. うがい薬は必要?
A. まずは手洗いが最優先。うがいは補助。
Q. 次亜塩素酸“水”の噴霧は?
A. 噴霧は推奨しない。必要な濃度管理が難しく、吸入リスクもあるため。
まとめ
- 玄関で止める/手洗いで断つ/スプレーせず浸す。
- 共有タオルをやめ、拭き取り動線を紙+二重袋に置き換える。
- 嘔吐時は手順化して迷いをなくす——これで“うつさない家”が実装できる。



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