そもそも入らない——“迷ったらUターン”
- 冠水路・アンダーパス(立体交差の低い道路)は短時間で水位が急上昇しやすい。進入しない。
- **12inch(約30cm)で多くの車が浮き始め、2ft(約60cm)で多くの車が流される。**路面が壊れている可能性もある。標識やバリケードは回り込まない。
冠水に遭遇したら——“止める→戻る”
- 前方に水が見えたら減速→停止→Uターン(安全に可能なら)。歩行でも入らない。
- すでに進入して動けない・水位が上がる気配→ハザード・クラクションで周囲に知らせる(視認性確保)。
- 高所・上流側へ徒歩退避できるなら車を捨てて移動。無理に走行継続しない。
乗ったまま水位が上がる時——“窓が命の出口”
合言葉:Seatbelts→Windows→Kids→Out(SWKO)
- Seatbelts:まず全員のシートベルト解除。チャイルドシートは子どもから先に。
- Windows:電動窓は早いほど動く。浸水で電装が止まる前に全開(一部だけでも可)。
- Kids:子ども→同乗者→運転者の順で窓から脱出。
- Out:車外へ出たら屋根→高所へ。流れが強い所へ降りない。
ドアは水圧で開かない。車内外の水位が同じ位になれば開く可能性が上がるが、そこまで待つのは危険—窓からの脱出が基本。
窓が開かない時——“割る→出る”
- 脱出用ハンマー(シートベルトカッター付き推奨)でサイドガラスの角を叩く。手の届く位置(センターコンソール側面など)に常備。
- ただし合わせ(ラミネーテッド)ガラスは割れにくい/割れない。自車のサイドガラスの種類を事前に表示や取説で確認しておく。
- 窓も割れない/道具なし:最後の手段として水位が同じ程度になるまで待ち、ドア開放を試す。あきらめない。
車外に出た後——“上へ・離れる”
- 車の上→近くの高所へ移動。速い流れに入らない。救助要請は安全確保後に。
事前の備え——“秒で取り出せる場所に”
- 脱出用ハンマー(ベルトカッター付き)を手の届く所へ固定(例:運転席側面)。1台に1本が目安。
- サイドガラスの表記(Tempered/Laminated)を確認しておく。ラミネーテッド車は窓を“開ける”判断の速さがより重要。
- 進入しないルート計画:アンダーパスや低地を避ける雨天時のBルートを地図で決めておく。
3要点
- 早期Uターン:冠水路・アンダーパスに入らない。30cmで車は浮き始め、60cmで流される。
- 窓操作→ガラス破断:SWKOで窓から脱出。ハンマー常備。ラミネーテッドは割れにくい。
- 高所退避:車外へ出たら上へ。安全確保後に救助要請。



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