災害ボランティアとは
「災害ボランティア」とは、地震や水害など大きな災害が発生したときに、市民が見返りを求めず自発的に行う、被災地における支援活動のことです。
日本では、「ボランティア」は「奉仕活動」と捉えられがちですが、語源とされるラテン語の「volo(ヴォロ)」には「自ら○○する」という意味があるように、ボランティアは自分から「やってみよう」という気持ちが大切になります。
「災害ボランティア」の活動内容は、がれきや土砂などの撤去や家の中を片づけるといった力仕事から、食事の炊き出し、支援物資の運搬、それらの活動を管理するための事務作業や、さらには被災者の心のケアや元気を取り戻すためのイベントの企画・運営までさまざま。ボランティアをしたことがない人や体力に自信のない人でも、できる活動はたくさんあります。
また、阪神・淡路大震災で100万人以上の方がボランティアに参加し阪神・淡路大震災が発生した1995年はボランティア元年とも言われるようになりました。
今回は私が参加してきた災害ボランティアについてお話していきます。
豪雨災害の災害ボランティア
令和5年9月に福島県いわき市で発生した豪雨災害で活動した災害ボランティアを紹介します。
この豪雨では1700棟以上の住宅が浸水し多くの被災者が家財の片付けや泥の除去などの支援を必要としていました。この災害では1名の犠牲者を出しました。
災害ボランティアセンターでは4~6人のチームを組み、ボランティア依頼があった場所へ派遣されました。私が組んだチームは比較的若いメンバーが多かったが、全体としては50歳前後の参加者が中心でした。私が派遣された現場は高齢夫婦の家で活動内容は浸水した家の中から泥を取り除く事でした。床に泥が約10㎝積もっていました。水を多く含んだ泥を土のう袋に入れ、外に運び出す作業は9月下旬の暑さも加わり見た目以上に体力を消費しました。
この災害ボランティアセンターは約3ヶ月後に閉鎖され、約5,300人が活動し805件の支援依頼に対応したと報告されています。
地震の災害ボランティア
次は令和6年1月1日に発生した能登半島地震の災害ボランティアを紹介します。
実際に現地入りしたのは令和7年3月8日、場所は石川県七尾市です。七尾市はこの地震で震度6強を観測、47人 (関連死42人)の命が奪われ、被害家屋棟数は輪島市(22,165棟)に次いで2番目の20,878棟(令和7年2月6日現在)にもなりました。その中でも、全壊は513棟、半壊は4,871棟、一部破損は11,140棟でした。
3月8日の七尾市のボランティア参加者は50人程度であり、ボランティア参加者の平均年齢は50歳くらいで私が最年少でした。5~7人の班に分かれて活動を行い私たちの班は、家財の片づけや引っ越しの手伝いをしました。テーブルや冷蔵庫を新しい家へ運ぶ作業が一番大変でした。冷蔵庫は真横にしてしまうと冷蔵機能が壊れてしまう可能性があるためなるべく横にしないようにして運ぶ必要があります。成人男性5人と私で、冷蔵庫を家から軽トラックへ載せて新しい家に設置を行いました。

災害ボランティアに参加する方法
まず、被害があった地域で災害ボランティアセンターが開設されているのかを確認してください。多くの災害ボランティアセンターは社会福祉協議会が運営しています。ここで注意するべきことは全国からの受け入れを行っているのかなどの自分が参加する権利があるのか確認をしてください。
次に指定のフォームなどで自身の情報を入力します。ここでは災害ボランティア保険の加入が必要かどうか確認する必要があります。災害ボランティア保険はネットでも簡単に加入する事ができます。
災害の状況によって活動内容が変わるため災害ボランティアセンターのホームページ等で服装や持ち物の確認をしてください。原則として長袖長ズボンとなることが多いです。その他にもヘルメットの着用や軍手の着用の有無の確認を行ってください。
災害ボランティアは遊びではありません
ボランティアは遊びではありません。遊びのような感覚で行くと一緒に活動する人を不快な気持ちにさせてしまいます。さらに、被害のあった地域は心身ともにダメージを受けているため言葉遣いや行動一つ一つに責任を持つようにしてください。
災害ボランティアではゴミの分別が地域によって違ったり普段の生活では出ないようなゴミが出るため分別には気を付けて行ってください。活動前にゴミの分別の仕方や人との関わりについてお話があると思うのでしっかり聞くようにしてください。
まとめ
災害ボランティアは地震や水害など大きな災害が発生したときに、市民が見返りを求めず自発的に行う、被災地における支援活動のことです。
災害ボランティアは被害によって活動内が変わるので服装などを確認する必要があります。また、災害ボランティアでは被災地も被害にあった方もダメージを受けているため活動時に行動や言葉に気を付けないといけません。災害ボランティアでは人を、被災地を、本気で助けたいと思う方達が集まります。皆さんで力を合わせて支援していきましょう。



コメント