まず知るべき主要リスク
- 血栓(いわゆるエコノミー症候群):同じ姿勢・脱水・寒さで発生リスク上昇。ふくらはぎ痛・腫れ・息切れは要受診。
- 一酸化炭素(CO)中毒/低酸素:エンジン・火気使用中の就寝は厳禁。隣車の排気・風向きでも危険。
- 温熱リスク:夏=熱中症、冬=低体温。車内は外気より極端になりやすい。
- 治安・事故:無断駐車トラブル、盗難、当て逃げ。路肩停車・土砂・増水など環境リスクも。
- マナー・ルール:施設の宿泊禁止やアイドリング禁止に抵触しないこと。
“安全条件”チェック(やむを得ず泊まる場合の最低ライン)
A. 車両と姿勢(血栓対策)
- シートをできるだけフラットにし、膝下を伸ばせる姿勢を確保。
- 30–60分ごとに足首回し・かかと上下などの体動/水分を少量ずつ。
- きついベルト・ガードル等は外す。寒さ対策(寝袋・インナー)で筋肉の冷えを防ぐ。
B. 換気とCO対策
- エンジンOFF・火気使用なしが絶対条件。
- 対角の窓を少しだけ開ける(雨除けバイザーやメッシュで虫・防犯対策)。
- 屋内駐車場・トンネル・壁際など排ガスがこもる場所は避ける。隣車のマフラー位置にも注意。
C. 気温・装備
- 夏:遮光板、扇風機(バッテリー式)、こまめな給水/塩分。
- 冬:断熱マット+寝袋(底冷え対策)、湯たんぽ等火を使わない保温。
- 目覚ましを複数セット(体動・換気確認)。
D. 場所選定と治安
- 許可・ルールが明確な場所のみ(「宿泊不可」は従う)。
- 見通し良好/照明あり/人目がある場所。単独より複数台の近くが安全。
- 災害ハザード回避:川・海沿い、低地、崖下、樹木直下、冠水・落石・土砂の恐れがある場所は避ける。
- クルマの前方を出口に向け、非常時にすぐ発進できる向きで駐車。サイドブレーキ・輪止め。
10分セットアップ手順
- 駐車:平坦・照明・許可確認→前方退避向き。
- 通気:エンジンOFF→対角の窓を少し開ける→雨除け・メッシュ装着。
- 寝床:シートフラット/マット敷き→腰・首を中立に。
- 水分・防寒:ドリンク手元、靴下・ブランケット。
- タイマー:60分ごとに体動アラーム。
- 貴重品:就寝時は身に付ける。ドアロック、緊急ハンマー・ライトを手の届く位置へ。
やってはいけないTOP5
- エンジン・ヒーターを入れたまま就寝
- 火気(コンロ・蚊取り線香等)を車内使用
- 路肩や橋の上・トンネル内での就寝
- 無断の私有地・宿泊禁止場所での滞在
- 完全に身体を折り曲げた姿勢で長時間(血栓リスク大)



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