想定シナリオ
地震・豪雨・停電・信号故障などで列車が抑止、運休に移行。再開見込みが未定の場面で“とりあえず移動”を避け、安全と情報を優先して行動する。
原則:その場待避の3つの軸
- 列と空間:安全な場所に列を作り、動線を塞がない。
- 一次情報:アナウンス・掲示・公式アプリを最優先。SNSは裏取り。
- 歩行帰宅は条件付き:外は別のリスク(冠水・停電交差点・落下物)。装備と距離で判断。
駅構内での正解行動
- 整列ルール:黄色線の内側0.5mで列を形成。階段・エスカレーター出入口は**左右に“抜け”**を確保。シャッター・自動扉の前で滞留しない。
- 情報の“見える化”:
- デジタルサイネージ/ホワイトボード/臨時掲示の定位置を把握。
- 班の代表が掲示を撮影→共有(経路別・時間帯別の再開見込みに注意)。
- トイレ・給水:最寄りトイレ、公衆トイレ、駅ナカの自販機・売店位置を先に確認。現金小銭が強い。
- 安全な場所選び:ガラスファサード、吊り看板、天井材の直下は避ける。柱沿い・壁面の安全側へ。
車内での正解行動
- 非常通報→待機:非常ボタンで乗務員に通報。勝手なドアコック操作は禁止。
- 体調管理:低血糖対策(飴・バー)、水分、必要なら座り姿勢の確保。停電時はドアから離れ、ライトは足元を照らす。
- 降車判断:線路上立ち入りは原則禁止。係員の誘導と合図に従う(歩み板・地上設備の有無で危険が大きく変わる)。
歩行帰宅の基準(チェック式)
- 距離:30分以内で安全に歩ける?(子ども・高齢者は短めに)
- ルート:アンダーパス冠水、河川・用水路、倒木、信号不作動交差点を回避できる?
- 装備:歩ける靴/雨具/飲料500ml以上/モバイルバッテリーがある?
- 時間帯:夜間・警報級の雨では原則“待機”。
ひとつでも×なら、駅での拠点待機を優先。
情報収集と連絡テンプレ
- 一次情報の優先順位:駅アナウンス > 公式アプリ/運行情報サイト > 自治体防災情報。
- 家族・学校・職場への1本連絡(SMSでOK):
- 「駅名/改札名」「待機中」「次の連絡時刻」だけを簡潔に。
- 例:「渋谷駅ハチ公改札外で待機。16:30に再連絡。」
待機キット(普段から鞄に)
- 小銭・少額紙幣/モバイルバッテリー/マスク/携帯トイレ
- エネルギーバー2本/500ml飲料/薄手ポンチョ/常備薬
- A4クリアファイル(掲示の写真・配布資料の整理用)
マナー&NG
- 線路・係員の業務を妨げる行為、階段や出入口の占拠はNG。
- 怒鳴る・詰め寄るほど情報は遅れる。掲示を静かに共有し、列の最後尾表示を助ける。
ケース別Q&A
Q1:台風で“再開見込み未定”。どこで待つ?
A:「三近」—トイレ近・掲示近・出口近。2時間超の見込みなら座れる場所を確保し、明るい時間帯の移動だけ検討。
Q2:地震直後。“総点検中”と言われた。
**A:**1〜2時間は想定内。ガラス面から離れた改札外の広い場所へ。余震に備え、頭上・落下物を常に意識。
Q3:子どもや高齢者と一緒。
A:1人が列確保、もう1人が情報・飲料確保の役割分担。はぐれた時は**「駅名+改札名」**を集合場所に固定。
まとめ
「動かない勇気」は受け身ではなく選択。
列と情報、トイレと給水、徒歩判断の3点を押さえれば、最短で帰るより**安全に“明日へつなぐ”**可能性が高まる。



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