津波はくる!
- 津波は川を逆流して内陸へ。海が見えなくても川沿いは危険地帯。
- 橋脚・カーブ・狭窄で流れが乱れ、堤防を越流・破壊することがある。
- 逃げる先は川から離れて高台へ。川沿い・橋の上は通らない。
何が起きる?
- 逆流(遡上):潮位の急上昇だけでなく、流速の増加と渦で人も車も一気に流される。
- 段波・段差流:波が“段”のように押し寄せ、見た目より速い。
- 往復:第一波の後も何度も戻り波が来る。川面が静かに見えても危険は続く。
- 付帯リスク:流木・車・漁具など大型漂流物が衝突し、橋脚や護岸の損傷を広げる。
要注意ポイント
- 橋脚まわり:流れが集中・渦化し、歩行者・車は致命的に不利。橋上は絶対に避ける。
- カーブ・狭窄:水位が局所的に上がり、外側の護岸で越流しやすい。
- 合流点:複数の流れがぶつかり乱流が増幅。
- 水門・堰:開閉で状況が急変。管理情報を待たずに高台へ。
行動の原則
- 最短で“川から離れる”→“高い所へ”
- 海からの直線距離だけでなく、川沿いかどうかで判断。
- ルートは“2本以上”事前に
- 川沿い道路・橋を使わないルートを必ず一つ。
- 縦方向に逃げる(建物の上階・高台)
- 屋外移動が危ぶまれるときは垂直避難も選択肢に。
- 第一波後も戻らない
- 情報更新(警報解除)まで川には近づかない。
- 家族連絡は“集結場所固定”
- 「川から離れたA高台の公園」など、先に決めておく。
現場での“判断の型”
- 川の色・流れが急に変わる/逆流 → 即離岸・高台へ。
- 橋脚に漂流物が集まる → 橋は使わない。
- 潮が強く引く/岸が露出 → 大きな戻り波のサイン。
- 避難中に水位が腰より上 → 無理をしない、近くの高所へ垂直避難。
内陸で備える(平常時チェック)
- 津波浸水想定図+河川の遡上想定を重ねて、川沿いの赤い帯を避ける。
- 通学・通勤ルートの**“橋なし高台”版**を作る(徒歩15分で届く高所)。
- 学校・職場で川に近い棟やグラウンドを使う日は、上階避難先も共有。
- 夜間・冬季は暗さ・寒さ対策(ライト・靴・上着)を玄関に常備。
よくある誤解を正す
- 誤)「海が見えないから大丈夫」
→ 川は“海への道路”。長い距離を逆流する。 - 誤)「橋の上なら安全」
→ 段波と漂流物で最悪の場所。高台が正解。 - 誤)「第一波が小さかった」
→ 後の波が最大になることは珍しくない。戻らない。
ワンフレーズまとめ
「川は逃げ道ではなく、津波の通り道。」
ためらわず川から離れ、高台へ。橋を避け、戻らない——これが内陸の命綱。



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