河川“増水の3指標”—水色・流速・漂流物で危険度を読む

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先に結論:3指標で読む

  • ① 水色(濁り):透明 → 緑がかった青 → 茶色(泥) → 濃いコーヒー色+泡・匂い
  • ② 流速:表面の“走り”が速くなる/渦が増える/橋脚の下流で白波が立つ
  • ③ 漂流物:草・枝・発泡スチロール等の量・サイズ・頻度が目に見えて増える

3つのうち2つ以上が悪化=接近中止・退避3つとも悪化=即時退避


水色(濁り)を観る

  • 茶色化は“上流で土砂が流れ込んでいる”サイン。短時間で色が濃くなるほど危険。
  • 泡や泥臭さ、油膜のような光沢が混じるのも悪化の兆候。
  • 川岸の草の根元が水に隠れ始める=水位上昇の視覚サイン。

チェック:5分前の写真と見比べられるならベスト(同じ場所での定点記録が効く)。


流速を観る(安全な距離から)

  • 目印(葉っぱ・小枝など)が10mを何秒で流れるかを目で計る(落とさない・拾わない※既に流れているものを目で追うだけ)。
    • 10mを2秒前後で流れる=かなり速い。岸に近づかない。
  • 橋脚の下流側で**白い乱れ(白波)**が増える/がはっきり見えるのも悪化サイン。
  • 舗装や石の露出が消える段差が飲み込まれる=水位の上昇。

NG:メジャーや棒で測らない。足元のぬかるみ・側溝・マンホールに近づかない。


漂流物を観る

  • 普段は見ない太い枝・丸太・草束がコンスタントに流れる=危険度上昇。
  • 量・サイズ・間隔(1分間に何個流れるか)をざっくり数えると変化が実感しやすい。
  • 橋桁・堰・カーブ内側に漂流物が引っ掛かり始める→一気にせき止め→急な増水の引き金に。

15秒“現地観察ルーティン”

  1. 立ち位置確保:ガードレール内側・高い場所・退路確認。
  2. 水色3秒:透明度→色→泡・匂い。
  3. 流速7秒:目印を10m追跡/橋脚の白波・渦。
  4. 漂流物5秒:大物の有無と頻度。
    2/3悪化で撤退。 写真は離れた安全地から1枚だけ。

よくある誤解

  • 「川幅が広くないから安全」:幅より水位と速さが危険。狭い川ほど急増水しやすい。
  • 「小雨だから平気」:上流は豪雨かも。下流の晴れ間は当てにならない。
  • 「橋の下は雨を避けられる」最危険区域。漂流物衝突・濁流・水位急変。

行動の原則(学生向け)

  • 通学路の代替を事前に2本用意(アンダーパス・河川敷は避ける)。
  • 写真・動画目的で近づかない。 柵越え・石段降りは厳禁。
  • 風雨時は2人以上での移動/居場所を家族・友人にテキストで共有
  • 夜間は胸固定ライト反射材、スマホは防水ケースで両手を空ける。

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