SNS時代の情報耐性(流れてきた情報を“秒で”仕分け、誤情報を広げない)
結論カード
① 発信源(誰が/どこで)→ ② 再現性(他でも同じ事実が取れるか)→ ③ 時間軸(いつの情報か・今も有効か)
さらに、「自分が見たい気持ちを疑う」を常に足す。
まずは“30秒チェック”フロー
- 発信源:実名・組織名・一次情報の有無(画像なら撮影者/場所/日時の説明)
- 再現性:別メディアや公式発表、原典リンクで**“同じ内容”**を2つ以上確認
- 時間軸:投稿日・撮影日・“昨年のニュースの再拡散”を見抜く
- 感情スイッチ:怒り・恐怖・“バズらせたい欲”が強い投稿は一呼吸置く
配布用メモ:「発信源?再現性?時間軸?感情?」の4語をスマホメモに置いておく。
フィルター① 発信源 — “誰が言っている?”
- 一次情報:現場の自治体・省庁・会社・大会運営・主催者の公式
- 専門家:専門分野と関係のある人か(肩書きと過去の発信内容で判断)
- 匿名/コラ画像:扱いは保留。拡散・引用はしない
- 画像・動画:撮影者の説明(日時・場所・状況)+改変の痕跡(不自然な影・看板の文字崩れ等)
使える質問
- この人(媒体)は何者? 責任の取り方は?
- 投稿本文に出典・根拠はある? 一次ソースへ飛べる?
フィルター② 再現性 — “他でも同じ結果になる?”
- 別ソース2つ以上:①公式 ②信頼メディア ③専門家解説 から最低2確認
- 数字はたどる:統計・グラフは元データ(政府統計・論文)に戻る
- 引用の連鎖:AがBを、BがCを…のエコーチェンバーは一旦停止
- 検索テク:
- フレーズを**“”**で検索(完全一致)
- site:go.jp / site:ac.jp で公的・学術に絞る
- 画像はリバース画像検索(Google画像検索→カメラアイコン)
使える質問
- 別の独立したソースでも同じ?
- 元リンクを開いたら、数字や結論は一致している?
フィルター③ 時間軸 — “今の話?”
- 投稿日時と事象の発生日:スクショは去年・一昨年の再拡散が多い
- “速報”の弱さ:初報は不確実。続報で修正が入る前提で読む
- 地域差:別地域のルール・天気・避難情報を流用していないか
使える質問
- これはいつの話? 最新の続報は?
- 地域・制度が私の状況と合っている?
例で学ぶ:誤情報のパターンと正し方
例1:去年の災害映像が「今」の台風として拡散
- 見抜き方:動画の看板・ナンバー・投稿日時→過去のニュース動画と一致
- 正し方:
- 正しい出典(○年○月○日の××市の映像)を添えて訂正引用
- 自治体・気象機関の最新情報を併記
- 元投稿を煽らず、感情的反論を避ける
例2:「この薬草で○○が確実に治る」系
- 見抜き方:一次研究の試験条件とサンプル数/公的機関の見解を確認
- 正し方:保健当局・学会のQ&Aリンクを示し、**“治療は医療機関へ”**と誘導
例3:切り抜きグラフ(縦軸トリック)
- 見抜き方:縦軸開始が0でない/期間が偏っている
- 正し方:原データで作図し、軸と期間を明記して比較画像を提示
“見たい気持ち”を疑う(メタ認知のスイッチ)
- 自分の立場に都合がいい情報ほど一旦保留
- 怒りや恐怖を刺激する文言(「緊急」「拡散希望」「◯万人死亡」)→3フィルター発動
- 共有は“保存→後で検証”。“即RT”はデマの燃料になる
自分ルール(例)
- 「ソース2つ揃うまで拡散しない」
- 「感情が強いと感じたら、タイマー30秒後に判断」
- 「自分が当事者でない話題は“見る専”で通す」
実践キット
3フィルター・チェックリスト
- 発信源:一次情報 or 公式 or 専門家?
- 再現性:独立した別ソース2つで一致?
- 時間軸:最新・自地域に合う?
- 感情:怒り・恐怖・“バズ欲”を感じた→保留
訂正テンプレ(ていねい・非攻撃)
共有ありがとうございます。こちらは**(○年○月の××)の情報の再拡散のようです。
最新情報は(公的機関名のページ)**をご確認ください。誤解が広がらないよう、参考までに共有します。
グループ運用ルール(学校・部活・コミュニティ)
- 速報は専用チャンネルに集め、確度ラベル(A=公的/B=メディア/C=未確認)を付与
- 画像・動画は原典リンクを必須に
- 週1回「検証のやり方」を共有(ショート動画/スライド)
まとめ
デマに強い“3フィルター”
① 発信源(誰が/一次情報か)
② 再現性(独立ソース2つ)
③ 時間軸(いつの情報か・今も有効か)
+ “見たい気持ち”を疑う。
共有は保存→検証→拡散の順で。



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