大雨や地震のとき、「スマホを見ながら」「傘を差しながら」「荷物を片手で持ちながら」避難していませんか?ながら避難は転倒・衝突・転落などのリスクを一気に高めます。この記事では、避難時に最優先すべき安全行動を“すぐ真似できる形”でまとめました。
まず押さえる避難の基本
- 警戒レベル3:高齢者等は避難開始。付き添い・支援が必要な人はこの段階で移動を。
- 警戒レベル4:危険な場所から全員避難。レベル5はすでに災害発生・切迫の段階です。
- 発令前でも動ける:気象庁の危険度分布(キキクル)や水位情報で、自ら安全なタイミングを判断して移動を。
POINT:「避難=避難所へ行く」だけではありません。安全な場所へ移動して命を守ることが避難です。自宅2階や近隣の堅牢建物の上層など、状況に応じた“垂直避難”も選択肢です。防災情報ポータル
“ながら避難”が危ない理由
- 歩きスマホは事故を増やす:東京消防庁は、スマホを見ながら歩行等の事故で「ころぶ」が最多(4割超)、中等症以上の搬送も発生と公表。避難時の視野狭窄・反応遅延は致命的になり得ます。
- 車での“ながら運転”は厳禁:携帯電話等の使用による死亡・重傷事故は近年増加傾向。死亡事故率も高く、避難時こそ運転に集中を。
- 豪雨時の屋外移動・車移動は危険:増水・冠水路は見た目以上に危ない。車の移動も控えるよう国の資料が注意喚起。
安全な避難行動:5原則
- 立ち止まって情報確認 → しまって歩く
情報は“立ち止まって”要点だけ確認。歩行中は前方注視、スマホはポケットや防水バッグへ。 - 両手を空ける
リュック一択。傘よりレインウェア+帽子で視界と両手を確保。手荷物は最小限。 - 足元ファースト
濡れた路面・側溝・段差・斜面を避け、明るい道を選ぶ。滑りにくい靴で。 - 声かけ・隊列
前後5mの間隔を意識し、かならず声かけ。高齢者・子どもは先頭にペースメーカーを。 - 車は最終手段
夜間の冠水・渋滞・立ち往生でリスク増。どうしても使う場合は同乗者が情報確認、運転者は運転に専念。
シーン別のコツ
大雨・台風接近時
- 早めの“重ね着”:レインウェア・帽子・反射材。ライトは胸元固定で路面を照らす。
- 水の音が大きい場所を避ける:河川・用水路・アンダーパスは迂回。
夜間
- 反射材+ライト:ヘッドライト/胸ライトで手ぶれ防止。暗所は一息止まって段差確認。
子ども・高齢者と一緒に
- 役割分担:先頭=歩幅を合わせる人、最後尾=見守り。こまめに“立ち止まって”情報共有。
事前にやっておく“ながら回避”準備
- 経路の“下見”:段差・側溝・暗がりを把握し、雨の日ルートを決めておく。
- 装備の“固定化”:リュックに手袋・ライト・ホイッスル・携帯ラジオ。スマホは音声読み上げや通知の要約を設定。
- 合言葉:「歩くときは前を見る。情報は止まって見る。」(家族・学校で共有)
チェックリスト(出発前30秒)
- □ スマホはマナーモード+ポケット
- □ 両手フリー(リュック・レインウェア)
- □ 足元ライト(胸or額固定)
- □ 隊列・声かけの担当を決めた
- □ 冠水・河川ルートは避ける代替ルートを確認
30秒まとめ
- “ながら避難”は転倒・衝突・転落リスクを上げる。 情報は止まって短く確認、歩くときは前方注視&両手フリー。
- レベル3で支援が必要な人から、レベル4で全員避難。 発令前でも危険度分布等で自ら判断。
- 車は最後の手段。運転者はながら操作禁止、同乗者が情報確認を担当。



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