非常時の強い味方・カセットコンロ。ちょっとした“やり方のズレ”が、火災や事故につながります。今日から守れる基本ルールを、使う前→使っている間→片付け・保管の順に整理しました。家族ルールとして共有しておきましょう。
使う前チェック(30秒)
- ボンベ:錆・へこみ・過度な汚れがないか/変形していたら使用しない
- 装着:器具せん(カチッと装着できるか)・レバー位置を確認
- 置き場所:テーブルは水平/周囲の可燃物をどける(布・紙・カーテンなど)
- 鍋:底が反っていない/直径が大きすぎないものを選ぶ(機種の取説範囲内)
ポイント:取扱説明書にある“使用できる鍋のサイズ”は必ず守る。
設置と姿勢(安全の土台)
- 距離:周囲の可燃物から十分に離す(目安:50cm以上)
- 風:屋外は風下を背面に(炎が流れてボンベをあぶらない)
- 安定:五徳の中心に鍋底がくるように置く/鍋ははみ出さない
調理中のNG行為(絶対やめる)
- 鉄板や大鍋で本体を覆う(輻射熱でボンベ過熱の危険)
- 2台を横並びで同時使用(相互に加熱)
- ボンベを触る/逆さで使う
- ストーブ代わりに長時間連続燃焼
- 屋内換気なし・車内・テント内での使用(一酸化炭素中毒の危険)
換気と火の管理
- 換気:15分ごとに1〜2分の換気(窓を少し開け、空気の流れを作る)
- 火力:鍋底から炎がはみ出さない火力に調整
- 離席:火がついたまま離れない(タイマー代わりにスマホでもOK)
消火・後始末(順番が大事)
- つまみをOFFで火を消す
- 必要に応じて**器具栓(元栓)**も閉じる
- 本体が十分に冷めてから片付ける(周囲の可燃物へ触れさせない)
- テーブルの油汚れを拭き取り、次回の不着火やフレアを予防
ボンベと本体の保管
- 場所:直射日光・高温多湿・車内を避け、涼しい屋内で保管
- 向き:立てても横でもOKだが、熱源の近くに置かない
- 状態管理:錆・変形・噴きこぼれ汚れがついたボンベは使わず処分
- 廃棄:各自治体のルールに従う(穴あけ禁止の自治体もあるため確認)
ワンポイント:「古いけど使える?」→製造年月の古いボンベや状態不明品は無理に使わない。メーカー表示・取説に従う。
トラブル時の対応
- 炎が異常に大きい/小さい・赤い:一度消火→ボンベ装着・ゴトク・鍋の位置を見直す
- ガス臭:ただちに消火し換気、漏れを疑う/改善しなければ使用中止
- 本体が熱い:鍋を外し冷却、周辺の遮熱と火力・鍋サイズを見直す
すぐ貼れる“家族ルール”(プリント推奨)
- 可燃物は50cm以上離す/大鍋・鉄板NG
- 15分ごと換気/火から離れない
- 消火→器具栓→冷却→片付けの順
- ボンベは状態優先(錆・変形×)/廃棄は自治体ルール
まとめ
安全のコツは**「覆わない・離す・換気する」。これだけで事故はぐっと減ります。今日から家族の共通ルール**にして、非常時こそ“いつも通り安全”を徹底しましょう。



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