— 同行避難を前提に、まずは3日(できれば7日)を生き延びる備え —
大規模災害では、人だけでなく家族の一員であるペットの命綱もあなたの準備にかかっています。ここでは犬猫共通+犬特有/猫特有の持ち出し品、数量の目安、避難所でのポイント、日頃のトレーニングまでを72時間仕様でまとめました。
基本方針(まず押さえる3つ)
- 同じ銘柄・同じ道具:非常時こそ“普段どおり”がストレス軽減。
- 個別バッグ化:人の防災袋と分け、ペット専用を玄関付近に常備。
- ローリングストック:食べたら補充。月1回は中身・期限・サイズを点検。
犬猫共通の“持ち出し”チェックリスト(72時間)
- フード:普段食べているもの3~7日分(1回量で小分け/計量スプーン付き)
- 水:ペット用に3日分(目安:体重1kgあたり約50ml/日)
- 食器:軽量ボウル(折りたたみ可)、スプーン
- 常備薬/サプリ:3~7日分、使用方法メモ
- キャリー(ハード推奨):内にタオル or ブランケットを敷いて安心スペース化
- リード/ハーネス予備:名札付き・胴輪はすっぽ抜け防止サイズ
- 迷子対策:名札(飼い主名・電話)/マイクロチップ番号控え/顔写真(飼い主と一緒の写真も)
- ワクチン証明/医療記録:コピーで可(既往症・アレルギー・投薬時間を明記)
- トイレ用品:ペットシーツ/うんち袋(防臭)/ウェットティッシュ/使い捨て手袋
- ケア用品:タオル2~3枚、ブラシ、消毒用アルコール(ペット不可部位に注意)
- 温熱対策:アルミブランケット、夏はハンディファンや保冷剤(長時間常温タイプ)
- 落ち着かせグッズ:いつものおもちゃ/匂いのついた布
- 雑品:ガムテープ、結束バンド、洗濯ばさみ、ゴミ袋、S字フック
- ライト/バッテリー:小型ライト、モバイルバッテリー(迷子札の連絡確認に)
犬ならでは(追加)
- 狂犬病注射済票・鑑札:原本またはコピー
- 口輪(必要な子):診療や混雑時の安全確保用
- トイレ外派の子のための雨具:簡易レインコート/吸水タオル
目安例(小型犬5kg)
- 水:約250ml/日 × 3日 = 750ml
- フード:通常量×3~7日(1日2回なら6~14袋に小分け)
猫ならでは(追加)
- 猫砂:固まるタイプを小分けで(2~3回分×複数)
- 簡易トイレ:浅い箱 or トレー+厚手ビニール袋を二重
- カバー布:キャリーにかけられる薄布(視界を遮りストレス軽減)
目安例(成猫4kg)
- フード:通常量×3~7日(ウェット派はパウチを多めに)
- 水:約200ml/日 × 3日 = 600ml
避難所での“守るべきマナー”5か条
- ノーリード厳禁:出入りやトイレ移動時も必ず装着。
- 衛生管理を徹底:排泄は即処理・密封。寝床と食器は毎日拭き取り。
- 鳴き声・匂い配慮:カバー布で視界遮断。食事は人の動線外で。
- エリアのルール尊重:人のスペースと距離を取り、指示に従う。
- 情報共有:体調変化は張り紙メモや係員へ報告。迷子・拾得情報は掲示板へ。
収納&点検のコツ
- **玄関近くの“取り出しやすい棚”**にペット用バッグを固定。
- フード袋に銘柄・開封日・1回量をラベル化。
- 月初に有効期限チェック、スマホで中身の**“棚卸し写真”**も撮る。
- 家族・学校・職場の集合場所と連絡手段(災害伝言ダイヤル等)を一緒に貼っておく。
最後に
避難は**「人→ペット→物」の順で安全を確保。準備は“やり切る”より“続ける”が最強です。今日、バッグを1つ用意して写真を撮って家族に共有**。それだけで、もしもの強さが1段上がります。



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