地震や台風などの災害が発生すると、SNSは大きな役割を果たします。
被災地の状況や避難所の情報をいち早く知ることができる一方で、根拠のないデマや誤情報も同時に拡散されます。東日本大震災や熊本地震の際も「動物園からライオンが逃げた」「断水するから水を買いだめしろ」といった偽情報がSNSを通じて広まり、混乱を招きました。
こうした誤情報に振り回されないために、正しい情報を見極めるポイントを整理しておきましょう。
発信者の「信頼性」を確認する
- 公式アカウントかどうか
自治体、消防庁、気象庁、NHKなどの公的機関・報道機関のアカウントは最優先で確認。 - 認証マークやフォロワー数
偽物アカウントは名前やアイコンを似せていることがあるので、フォロワー数や投稿履歴を確認。 - 過去の投稿内容
災害と関係ない誤情報ばかり流しているアカウントは要注意。
情報の「一次ソース」にたどりつく
SNSの投稿は二次情報・三次情報であることが多いです。
「〇〇駅で火災!」という投稿を見たら、まずはニュースや消防の発表にたどり着けるかを確認。
たどり着けない情報は拡散せず、いったん保留する姿勢が大切です。
写真や動画の「真偽」を確かめる
- 撮影日時と場所を確認
過去の災害写真が「今回のもの」として拡散される例は非常に多いです。 - 逆画像検索を活用
Google画像検索やTinEyeなどで、同じ写真が過去に使われていないかをチェック可能。 - 映像の不自然さを疑う
画質や天候、周囲の看板などから現地と一致しているかを確認しましょう。
複数の情報源でクロスチェックする
- SNS単独の情報ではなく、テレビ・ラジオ・防災アプリなどで照合。
- 気象庁「防災情報XML」や自治体公式HPの緊急情報も必ずチェック。
- 同じ情報が複数の信頼できる媒体で確認できれば信ぴょう性が高いと判断できます。
不確かな情報は「拡散しない」
「もしかしたら役立つかも」と軽い気持ちで拡散すると、結果的に被害を広げてしまうことがあります。
疑わしい情報を見たら、
- 「本当かな?」と一度立ち止まる
- 信頼できる情報が出るまでシェアを控える
この2つを意識するだけでもデマ拡散を防げます。
まとめ
SNSは災害時の強力な情報ツールですが、「早い」=「正しい」ではありません。
誤情報に惑わされないためには、
- 発信者の信頼性を確認
- 一次情報にたどりつく
- 写真・動画の真偽を確認
- 複数の情報源でクロスチェック
- 不確かな情報は拡散しない
この5つの視点が欠かせません。
正しい情報を選び取る力を日頃から身につけ、いざという時に冷静に行動できるよう備えておきましょう。



コメント