大規模地震の予測
「災害大国」日本では過去に大規模な地震が起きています。地震調査研究推進本部によると(令和7年1月時点)今後、南海トラフ地震は30年以内の発生確率は80%程度としていて、首都直下地震は30年以内の発生確率は70%程度と発表しています。
南海トラフ地震とは
南海トラフ地震は、駿河湾から日向灘沖にかけてのプレート境界を震源域として概ね100~150年間隔で繰り返し発生してきた大規模地震です。
科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が発生した場合、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。
(気象庁より引用)
2024年は甚大な被害が発生した昭和東南海地震(1944年12月7日)の発生から80年となる節目の年でした。前回の南海トラフ地震(昭和東南海地震(1944年)及び昭和南海地震(1946年))が発生してから約80年が経過した現在では、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高い状態です。
予想される死者数は約29.8万人とされ、この人数は東日本大震災の約15倍の人数です。
首都直下地震とは
首都直下地震とは、東京都を震源とする大地震のことです。2014年、政府の地震調査委員会が示した「今後30年で70%」という数字。これは過去に発生した8つの大地震を根拠にしています。

この地震による予想死者数は約2.3万人とされています。この地震で注目する点はもう一つあります。それは、帰宅困難者です。帰宅困難者とは、災害が起こった際に徒歩で帰宅することが難しい人のことです。「帰宅難民」と呼ばれることもあります。
首都直下型地震を想定した場合、自宅までの距離が10㎞以内の人は「帰宅可能」とされ、10~20㎞は距離が延びるごとに帰宅が徐々に困難に。さらに20㎞以上の人は、全員が帰宅困難者と認定されるようです。よって首都直下地震では約800万人が帰宅困難になると予想されています。
なぜ地震発生時の初動が命を分けるのか
- 地震発生直後は様々な危険が潜んでいるから
例えば、揺れによって建物が倒壊していて瓦礫が散乱していたり、多くの人が混乱しているため車での事故が発生しやすくなります。また、自己中心的な考え方をしてしまう人が多いためトラブルも多発します。
- 多くの人が「やってはいけない初動」を無意識にとってしまうから
多くの人がやってしまう初動の誤り
- 立ち尽くす・スマホを見て固まる
- 揺れている最中に外に飛び出す
- 安易に外へ出れば安心と考える
- ドア枠に頼る
- 貴重品を取りに行く
- エレベーターを使おうとする
- 揺れの後すぐに建物に戻る
- 通話で長引く安否連絡
地震発生時に正しい行動

- 命を守る基本の3ステップ
1.Drop 「低く」
2.Cover 「覆う」
3.Hold on 「しがみつく」
揺れが収まった後にやるべきこと
- ドアを開けて避難経路を確保
- 周囲の安全(火、倒壊、ガス)を確認
- 必要なら避難
- 最小限の安否連絡
まとめ
現在、南海トラフ地震や首都直下地震が起きる可能性が高いとされています。多くの人が誤った初動をしてしまい命を落とします。揺れを感じたらまずはDrop-Cover-Hold onで身を守ります。揺れが収まった後に避難経路の確保や火元の確認を行い避難します。急な揺れでも焦らず行動することも大事です。



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