本当に困っている人に届く支援とは? ―能登半島地震の現場から―

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能登半島地震

令和6年1月1日16時10分、石川県能登地方の深さ16km(暫定値)を震源とするマグニチュード7.6(暫定値)の地震(以下、本特集において「本地震」という。)が発生し、石川県の輪島市及び志賀町で震度7を観測したほか、北海道から九州地方にかけて震度6強から1を観測しました。

この災害での犠牲者は592人にもなりました。(内閣府令和6年能登半島地震に係る被害状況等について)

ボランティアセンターを運営する上で

私は、震災発災から約1年と2ヶ月が経過した2025年の3月に能登半島にボランティア活動をしてきました。その中で多くの方からお話しを聞かせていただきました。今回は、七尾市のボランティアセンター「おらっちゃ七尾」で運営・活動をされていて支援のために令和6年4月に熊本県から七尾市に来た方からの声を紹介します。

ボランティアセンターを運営する上で一番大変な事は、ゴミの分別だと話していました。ボランティア活動の開始前に約40分かけて被災者との関わり方や活動中の注意点そして、ゴミの分別についての説明があります。しかし、この説明をしっかり聞いてくれない人がいるということも事実です。過去にはボランティア活動中にゴミの分別が間違っていて業者から強く言われた例もあるそうです。

ボランティアをして助けたいという気持ちだけでボランティア活動を行ってしまうと他の人を混乱させてしまったり不快にさせてしまったりするかもしれません。

ボランティアセンターを運営してみて

ボランティアの運営や活動を続けてきて分かった事は被災者の方達が我慢強いという事だと話します。なぜなら、ボランティアの依頼者募集をしていても輪島市など他の地域の被害と比べてしまい「私たちがボランティアを使うのではなく輪島市の方にボランティアを使って欲しい」や「このくらいなら自分自身でできる」と思う方が多くボランティア依頼の申し込みをしない人が多くいるからです。

そこで、七尾市の災害ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」では「ローラー型支援」というものを取り入れて、家の外見はひび割れ程度でも中に入ると内壁が全て剝がれ落ち、物が散乱しているような家の内側の被害を見つけてボランティア依頼を促し多く方からボランティア依頼を頂くことができたと言います。

ローラー型支援とは

「ローラー型支援」というのは、ボランティアが七尾市内の家を一軒ずつ訪問し支援が必要だけれども声を上げる事ができない方にボランティア情報を届けるというものです。

これらの支援を行うことでボランティア依頼の心理的ハードルが下がり多くの方がボランティア依頼をしてくれます。

まとめ

令和6年1月1日に発生した能登半島地震では592人が犠牲となり、甚大な被害が出ました。私は2025年3月、七尾市の「おらっちゃ七尾」でボランティア活動を行い、運営に携わる熊本出身の方からお話を伺いました。活動前にはゴミ分別や被災者との接し方など40分の説明がありますが、全員がしっかり聞くわけではなく、誤った分別で業者から苦情を受けることもあるそうです。

また、七尾市では被災者が支援を遠慮する傾向がありましたが、「ローラー型支援」により一軒ずつ訪問し、内側の被害を見て支援を促すことで多くの依頼を受けられるようになりました。

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