「ハザードマップ」は、災害からあなたの命と財産を守るための最重要アイテムです。
しかし、「難しそう」「見てもよくわからない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、自宅周辺の「本当の危険」を10分で把握するための3つのステップと、マップの「色の意味」を分かりやすく解説します。
🏃 10分で完了!自宅の危険を知る3ステップ
まずは以下の手順で、あなたの住む地域の災害リスクをサッと確認しましょう。
ステップ1:「わがまち」のマップを入手・確認する(5分)
最も大切なのは、お住まいの市区町村が発行しているハザードマップです。
- 自治体のウェブサイトで「(お住まいの市町村名) ハザードマップ」と検索する。
- **国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」**で住所を入力し、自分の地域の情報を確認する。
- ポイント:自治体発行のマップ(わがまちハザードマップ)は、地域特性を反映した最も詳細な情報です。
ステップ2:「色」と「凡例」を照らし合わせる(3分)
マップ上には、危険な区域が色で塗られています。この「色」が示す意味を、マップの端にある**「凡例(はんれい)」**で必ず確認しましょう。
| 災害の種類 | 主に色分けで示される内容 | 危険度の目安 |
| 洪水・津波 | 浸水の深さ(水深) | **色が濃いほど、浸水深が深くなります。**例えば、黄色(0.5m未満)は膝下、赤色(3.0m以上)は2階まで浸水する危険がある、といった具体的な深さを確認。 |
| 土砂災害 | 警戒区域の種類 | 黄色:土砂災害警戒区域(避難が必要な区域) 赤色:土砂災害特別警戒区域(建物が損壊する恐れがある区域) |
| 高潮 | 浸水の深さ(水深) | 洪水と同様に、色で水深を確認します。 |
ステップ3:「避難場所」と「避難経路」をチェックする(2分)
危険区域と浸水深を確認したら、次に**「どこへ逃げるか」「どう逃げるか」**を確認します。
- 避難場所のアイコン: 災害の種類(洪水、地震など)によって、利用できる避難所が異なります。アイコンや凡例をよく見て確認しましょう。
- 避難経路: 自宅から避難場所までの複数のルートを確認します。浸水や土砂災害のリスクが高い場所を避けられる安全なルートを選んでください。
🛑 洪水・津波のハザードマップで見落としがちなポイント
水害リスクが高い地域の方は、特に以下の点に注意してください。
1. 「浸水深」は「水面から地面までの深さ」
「浸水深5m」と聞くと、「大したことない」と感じるかもしれませんが、これは地面から水面までの高さです。
| 浸水深の目安 | 予想される被害 |
| 0.5m | 大人の膝上。歩行が極めて困難になり、車も走行できなくなります。 |
| 2.0m | 1階の天井付近。在宅避難は危険で、垂直避難(2階以上への避難)が必要です。 |
| 5.0m以上 | 2階全体が水没する危険があります。 |
2. 「想定最大規模」のマップを見る
ハザードマップには、「計画規模(ある程度大きな雨を想定)」と「想定最大規模(観測史上最大の雨を想定)」の2種類が示されていることがあります。
命を守るためには、**最も被害が大きい「想定最大規模」**のマップを基準にして備えましょう。
3. 「色が付いていない場所=安全」ではない!
ハザードマップは「想定」に基づくものであり、想定を超える災害が起こる可能性は常にあります。
色が塗られていない場所でも、地形や地盤の状況によっては浸水や土砂崩れのリスクがゼロではありません。「うちは大丈夫」と過信せず、常に周囲の情報を確認する姿勢が大切です。
✅ アクションプラン:今すぐやるべきこと
10分でハザードマップを確認したら、次のアクションを家族で共有しましょう。
- 避難場所を家族で共有する:災害発生時、家族がバラバラになっても再集合できる場所を複数決めておく。
- 避難訓練をする:実際に決めた避難経路を歩いてみる。危険箇所(狭い道、水路、古い塀など)を体感することで、安全なルートを再確認できます。
ハザードマップは、あなたの命を守るための「道しるべ」です。ぜひ活用して、災害への備えを万全にしてください。



コメント